なにわの伝統野菜の原産地市町村

なにわの伝統野菜の基準

  • 概ね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜
  • 苗、種子等の来歴が明らかで、大阪独自の品目、品種であり、
    栽培に供する苗、種子等の確保が可能な野菜
  • 府内で生産されている野菜

大阪は、江戸時代「天下の台所」と呼ばれたように、古くから食文化が栄え、その食文化を支える大阪独自の野菜が多数ありました。
しかし、戦後、農産物の生産性を上げるための品質改良や農地の宅地化、食生活の洋風化が進み、地域独自の歴史や伝統を有する品種が次々に店頭から消えていきました。

近年、こうした伝統ある野菜を見直そうという機運が高まり、昔ながらの野菜を再び味わってもらえるよう、大阪府では関係機関と協力して「なにわの伝統野菜」の発掘と復活に取り組んできました。

なにわの伝統野菜認証制度

なにわの伝統野菜 認証マーク

大阪府では、平成17年10月から「なにわの伝統野菜認証制度」をスタートしました。

当認証制度では、出荷する野菜が「なにわの伝統野菜」であること、販売する食品・調理品が「なにわの伝統野菜」を原料としていることをPRするために認証マークを表示することができます。
農業者が生産した伝統野菜に認証マークを表示して出荷できる他、加工食品の製造者や小売店、料理店も商品や店頭等に表示することができます。

認証を受けるためには、大阪府に認証マークの使用を申請する他、原産地市町村で生産または加工、販売する場合はその市町村を通じて大阪府に申請することができます。

なにわの伝統野菜一例

毛馬胡瓜

大阪市都島区毛馬町が起源とされる黒いぼきゅうり。果長が約30cm、太さが約3cmで、果長部よりの3分の2は薄緑白色からやや黄色気味となる。
果肉は歯切れよく、果梗部には独特の苦味がある。

玉造黒門越瓜

大阪城の玉造門(黒門)付近が発祥地。果長約30cm、太さ約10cmの長円筒型。色は濃緑色で、8から9条の白色の鮮明な縦縞がある。

田辺大根

大阪市東住吉区の田辺地区の特産であった白首(しろくび)大根。根身は白色の円筒形で、末端が少し膨大して丸みを帯び、葉には毛(もう)じがない。肉質は緻密、柔軟で甘味に富む。

吹田慈姑

吹田市で江戸時代以前から自生していたクワイ。現在流通している大型の中国クワイとは異なる小型のクワイで、えぐ味が少なく、栗のようなほくほくした甘さがある。

勝間南瓜

大阪市西成区玉出町(旧勝間村)が発祥地。1kg程度の小型で縦溝とコブのある粘質の日本かぼちゃ。
果皮は濃緑色だが、熟すと赤茶色になり甘みが増す。

芽紫蘇

明治時代初期、大阪市北区源八付近で栽培がさかんであったため、芽紫蘇等の芽物が「源八(げんぱち)もの」と呼ばれるようになった。青芽と赤芽があり、独特の香気と色合いをもつ。

泉州黄玉葱

泉南地域で明治時代に選抜された黄色玉ねぎ。代表的な品種は、今井早生(いまいわせ)や貝塚極早生(かいづかごくわせ)がある。肉質はみずみずしく柔らかく、甘味が強い。早生のものほど、球形が扁平となる。

金時人参

江戸時代から昭和初期にかけて大阪市浪速区付近の特産であり、「大阪人参」と呼ばれていた。根身は約30cmで深紅色、肉質は柔軟で甘味と香気が強い。

服部越瓜

高槻市の塚脇地区で江戸時代から栽培されている。果実は淡緑白色で淡く白い縞があり、30cm程度まで大きくなる。糟漬けにすると食感がよく、現在でも「富田漬」等の名称で販売されている。

高山真菜

豊能町高山地区で江戸時代から栽培されているアブラナ科のつけな類。全長が20~30cmで、茎の部分が柔らかく甘みがあり、なばなとしても利用できる。

大阪しろな

江戸時代から栽培が始まり、大阪市の天満橋付近で栽培が盛んだったため、「天満菜(てんまな)」とも呼ばれる。早生種、中生種、晩生種があるが、いずれも葉柄(ようへい)が鮮明な白色で平軸である。

鳥飼茄子

摂津市の鳥飼地区で江戸時代から栽培されている丸なす。京都の賀茂(かも)なすに似るが、やや下ぶくれで、果皮が柔らかく、果肉が緻密で独特の甘味がある。

高山牛蒡

豊能町高山地区で江戸時代から栽培されている牛蒡。太いものは中が空洞になり、つめもの料理に向く。香りが良く、柔らかいのが特徴。

天王寺蕪

大阪市天王寺付近が発祥で、切葉と丸葉の2系統がある。いずれも根身は純白扁平で甘味が強く、肉質が緻密である。蕪が地面から浮き上がったように成長することから「浮き蕪」とも呼ばれていた。
野沢菜の祖先という言い伝えがある他、与謝蕪村や正岡子規にも詠まれている。
天王寺蕪の漬物は絶品で、「天王寺蕪浅漬」及び「天王寺蕪粕漬」は大阪府Eマーク食品として認定されている。

三島独活

茨木市を中心に三島地域で江戸時代から栽培されている。独特な促成軟化技術で純白で太く大きく、香り高く柔らかな食感なものが生産されている。

守口大根

大阪天満宮周辺を発祥とする「大阪宮前大根」の香の物を豊臣秀吉が「守口漬」と名付け「守口大根」と呼ばれるようになった。
太さ数cmに対し、長さ約1mと細長い。糟漬けに利用される。

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